
繰り返すニキビに「サリチル酸(BHA)」が効く理由。正しい使い方と注意点
繰り返すニキビの最終兵器「サリチル酸」
「洗顔もしっかりしているし、保湿もしているのに、なぜかニキビが繰り返す」 「鼻の黒ずみ(いちご鼻)が何をやっても消えない」
そんな頑固な肌トラブルの原因は、**「毛穴の奥の詰まり」かもしれません。 表面の汚れを落とすだけでは届かない、毛穴の深部にアプローチできる唯一の成分。それが「サリチル酸(BHA)」**です。
ニキビ治療薬にも使われるこの成分の実力と、安全に使うためのルールを解説します。
1. サリチル酸(BHA)の特殊能力
酸を使ったケア(ケミカルピーリング)には、大きく分けてAHAとBHAの2種類があります。 サリチル酸(BHA)の最大の特徴は、**「脂溶性(油に溶ける)」**であることです。
- AHA(グリコール酸など): 水溶性。肌の「表面」の角質を溶かす。
- BHA(サリチル酸): 脂溶性。「毛穴の中」の皮脂に溶け込んで浸透する。
毛穴は皮脂(油)で満たされています。水溶性の成分は油に弾かれて奥まで入れませんが、脂溶性のサリチル酸は油と仲が良いので、毛穴の奥深くまでスルスルと入っていけます。 そして、詰まっている皮脂や角栓を内側から溶かし出し、排出させるのです。
2. 3つの劇的な効果
① ニキビの予防と改善
毛穴詰まり(コメド)を解消するだけでなく、殺菌作用と抗炎症作用も持っています。 アクネ菌を殺菌しつつ、赤く腫れたニキビの炎症を鎮めるため、でき始めのニキビから赤ニキビまで幅広く効果を発揮します。
② いちご鼻(ブラックヘッド)の解消
鼻の黒ずみの正体は、皮脂と角質が混ざって酸化した「角栓」です。 サリチル酸は角栓を溶かす力が非常に強いため、継続して使うことで毛穴がクリアになり、黒ずみが目立たなくなります。
③ 肌のザラつき改善
古い角質を除去するピーリング効果により、肌のターンオーバーを正常化し、つるんとした滑らかな肌触りに整えます。
3. 失敗しない使い方のルール:プロが教える「攻め」のスキンケア
サリチル酸は効果が高い分、刺激も強い成分です。使い方を間違えると肌荒れの原因になります。 しかし、正しいルールさえ守れば、これほど頼りになる成分はありません。
ルール①:濃度と頻度(最初は慎重に!)
- 濃度: 日本の化粧品(医薬部外品含む)では配合規制があるため比較的マイルドですが、海外製品(特にBHA 2%のリキッドなど)を使う場合は注意が必要です。
- 頻度: 最初は**「週1〜2回、夜のみ」**からスタートしてください。 「早く治したいから」といっていきなり毎日使うと、肌が乾燥して皮むけしたり(ビニール肌)、バリア機能が壊れて逆にニキビが悪化したりすることがあります。 肌が慣れてきたら、2日に1回、毎日と少しずつ頻度を増やしてもOKです。
ルール②:保湿はいつもの2倍(インナードライ対策)
サリチル酸は皮脂を取り除く力が強いため、使用後は肌が乾燥しやすくなります。 ここで保湿を怠ると、肌は「乾燥しているからもっと皮脂を出さなきゃ!」と勘違いし、過剰な皮脂分泌(インナードライ)を引き起こしてしまいます。 サリチル酸を使った後は、セラミドやヒアルロン酸配合の化粧水・クリームで、いつも以上にたっぷりと水分補給をしてください。
ルール③:日焼け止めは必須(光過敏対策)
古い角質が剥がれた肌は、生まれたての赤ちゃんのように無防備で、紫外線ダメージを受けやすくなっています(光過敏)。 サリチル酸を使っている期間は、日中必ず日焼け止め(SPF30以上推奨)を塗ってください。これを怠ると、逆にシミや色素沈着の原因になります。
ルール④:併用NG成分(混ぜるな危険)
- レチノール: 刺激×刺激で肌が真っ赤になる危険があります。別の日に使いましょう(例:月・木はサリチル酸、それ以外はレチノール)。
- ビタミンC(高濃度): ピリピリ感が増すことがあります。朝ビタミンC、夜サリチル酸と分けるのが無難です。
- スクラブ洗顔: 物理的な刺激と化学的な刺激が重なると、肌を傷つけます。併用は避けましょう。
4. よくある質問(Q&A)
Q. 敏感肌でも使えますか? A. 敏感肌の方には刺激が強すぎる場合があります。まずは腕の内側などでパッチテストを行ってください。もし使う場合は、洗い流すタイプ(洗顔料など)から始め、肌にのせている時間を短くすることをおすすめします。また、全顔ではなく、ニキビができやすいTゾーンや顎周りだけに部分使いするのも賢い方法です。
Q. ニキビ跡にも効きますか? A. はい、効果が期待できます。ターンオーバーを促進することで、色素沈着したニキビ跡(茶色い跡)を早く排出する助けになります。ただし、クレーター状の深いニキビ跡には、サリチル酸だけでは限界があるため、レチノールやダーマペンなどの併用を検討してください。
Q. 背中ニキビにも使えますか? A. 非常に効果的です!背中の皮膚は顔よりも厚いため、サリチル酸のような浸透力の高い成分が適しています。ボディソープやボディローションで取り入れてみてください。
まとめ:脂性肌・ニキビ肌の救世主
乾燥肌の人には少し刺激が強いかもしれませんが、脂性肌(オイリー肌)や混合肌、ニキビができやすい人にとっては、サリチル酸は人生を変えるほどの神成分になり得ます。
それは単なる洗顔ではありません。毛穴の奥深くまで潜り込み、トラブルの根源を断つ「治療」に近いケアです。 「毛穴の大掃除」を週に一度の習慣にして、トラブル知らずのクリアな肌を手に入れましょう。

eunoa[ユノア] アズレンPDRNセラム
この記事で紹介したアズレン、PDRN、CICAの3つの成分を贅沢に配合。 肌荒れ予防と美肌ケアを1つで叶える、毎日使えるお守り美容液です。
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